自転車ロードレースのテクニックと戦術記事一覧
ロードレースの走り方と戦術について、次の3点を頭に叩き込んでロードレースを走りましょう。速い人の後ろについて走る速い人の後ろにぴったり付いて走りましょう。速い人は集団内での振舞いもよく、脚の使いどころ、休みどころをよく心得ています。エネルギーをセーブする走り方を学ぶことができます。できるだけ脚をセーブし、勝負ポイントのみに全力を注ぐ勝負ポイント以外では、できるだけ脚を休めることに専念しましょう。水...
仮にマーク・カヴェンディッシュ顔負けの強力なスプリント力を持っていようと、ゴール前に脚を使い切ってしまっては、自転車ロードレースで優勝することは不可能です。確かに、勇気をもって集団からエスケープし、逃げ切ることは優勝するための一つの方法です。しかし、何も考えずにやみくもにアタックしても、逃げが成功する可能性は0に近いです。ロードレースは脚力の勝負であると同時に、頭脳の勝負でもあります。ここぞという...
ロードレースのトレーニングのメニューとしておすすめするのは、上りを繰り返す、いわゆる「リピートヒルクライム」です。これは登坂能力と高めるだけでなく、平地での連続したアタックへの対応など、負荷が高い状態が繰り返し続くことに対応する、いわゆるインターバルトレーニングにもなるので、ロードレースの実践的トレーニングとして非常に有効です。1マイル(1.6km)程度の坂を、できるだけ高い強度で登ることを繰り返...
自転車の後は空気の流れが巻き込んで、前向きの空気の流れができます。これがスリップストリームです。前の人の後ろにつき、このスリップストリームの中に入ると、空気抵抗が減り、自分が消費するエネルギーの30%を節約することが出来ます。このためには、前の人の後輪と自分の前輪との間隔を約30cmまで詰めましょう。ただし、ホイールを接触させないように十分注意してください。大変危険です。風が斜めから吹いている時は...
イギリスのマスターズの自転車トラック競技選手権での1kmTTのスタンディングスタートの動画です。最初は身体を後に引き、スタートと同時に前に勢いよく身体を振るとともに、ペダルを踏み込んでいます。身体を前に振ることで、スタート台から自転車を含めて全体を前に加速しています。動画のタイトルは「トラック競技1kmTTでスタンディングスタートをしない方法」となっています。つまり体重移動を利用して加速度をつけ、...
かつてのプロ自転車選手クライマーだったケビン・リビングストン氏が下り坂でのコーナーリングのコツを解説しています。一つ目は、常に自分が行きたい方向を見ることです。自分の行きたい方向の路面状況を見るようにしてください。穴がある、砂が浮いているなどの路面状況を把握する必要があります。二つ目のコツは、コーナーでは外側のペダルを下死点に置き、その上から体重をかけてタイヤを地面にグリップさせることです。サドル...
ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを着たファビアン・カンチェラーラが下り区間でプロトンに追いつくという、ダウンヒルのテクニックを後方から追った動画です。ファビアン・カンチェラーラはTTの強さで有名ですが、バイクコントロールも大変上手であると言われており、どのようにダウンヒルを行っているか、動画で勉強することは有効でしょう。気がつく点として・・・コーナーリングの基本である外足加重・頭を水平キープは...
自転車ロードレースのためのメンタルトレーニングは、これといった特別なものはありませんが、「自分より速い人と練習する」ということは、あなたの精神的な強さを鍛える一つの有効な方法です。例えばあなたよりも身体能力が低く、性能の良くない自転車に乗り、トレーニングもできていない選手がいるとしましょう。彼はあなたよりも速くは走れませんが、「苦痛に耐える方法」をあなたよりも知っているかもしれません。そして、自転...
シマノレーシングの野寺監督が、実際の自転車ロードレースにおけるボトル補給の様子を撮影しています。ボトルを渡す人は一ヶ所に立ち、動きません。そして、ボトルを持った腕をまっすぐ水平に、道路側に伸ばします。ボトルは上の首のところを軽くつかんでおきます。選手が補給者のところを通過し、ボトルをつかむ直前、ボトルを選手の進行方向側(渡す人にとっては後方)に動かしつつ、選手がボトルをつかみやすいようにします。ご...
縦一列になって乱れることなくコーナーを曲がる技術は、ロードレースを走る上で非常に重要です。コーナーに入るときはリラックスしましょう。また、何が起こってもすぐに対応できるように、ブレーキレバーにゆびをかけておきましょう。下ハンドルを握るほうが重心が下がって安定します。前の走者と等間隔を保ってコーナリングするようにしましょう。前のライダーとの間隔は、あなたの技術次第です(技術が未熟であれば、距離をとる...
ロードレースでの集団内での位置取りを、ベルギーの上位のアマチュアレースを走る日本人選手を例にとって、詳しく解説した動画です。自転車前方に搭載したアクションカムで撮影した動画を元に解説してますので、非常にわかりやすいです。前半は、集団での位置取りがあまり得意でない選手の例。1レース目では車間距離が開いており、また横風の風上方向に動くという癖があり、エネルギーを無駄に消費しています。2レース目では、1...
パワーメーターでおなじみのステージズサイクリングのトレーナー、ベンジャミン・シャープ氏による、自転車レースの前日に取り組むべき練習メニュー(「オープナーインターバル」と呼んでいます)についての解説動画です。レース前日のメニューしっかりとウォーミングアップを行います。動画では具体的に「何分」ということは述べていませんが、やや長めの時間をかけてアップします。「5分走×2セット」のインターバル.。セット...