MTB ハードテイル+ドロッパポストーとフルサス 下りのタイム比較
MTB(とくにXCやトレイルライド)で、次の2つのうちどちらのほうが速いか知りたい人はいませんか?
- リアサスのないハードテイルMTBにドロッパーポストに装着
- フルサスMTBで通常のシートポストを使用
ダウンヒルのことだけ考えたら、フルサス+ドロッパーポストがベストでしょうが、これでは重くなって上りに影響しそうです。
ハードテイルは軽いので上りでは有利ですが、そのままだと下りがフルサスよりも神経を使います。
下りが苦手な人は、ここはせめてドロッパーポストで下りの体重移動を楽にしたいところです。
というわけで、MTBで上りも下りも両立しようと思えば、上の2パターンの選択肢が考えられます。
で、実際どちらのほうが速いのか?タイムを短縮できるのか?
上りと下りのタイムを比較したのが動画です。
動画で実際のバイクの挙動などを見たうえで判断するのがベターだと思うのですが、
とりあえずタイムの結果だけ早く知りたいというせっかちな(?)方のために、タイムを抜き出しておきます。
MTBの仕様 | 1本目 | 2本目 |
---|---|---|
ハードテイル+ドロッパーポスト | 1分36秒 | 1分36秒 |
フルサス+ノーマルシートポスト | 1分45秒 | 1分46秒 |
なお、フルサスMTBのシート高は、XCの高さ(上り重視)でした。
テストライダーによると、バンプを越える時などの、下からのサドルの突き上げがバイクの扱いを難しくしているとのことでした。
動画を観ても、明らかにフルサス+ドロッパーなしのほうが走りにくそうにしてますね。
たしかにリアホイールの挙動は、フルサスのほうがバタバタしていませんが、ライダーの重心移動がしにくそうです。
テストライダーは下り系の方のようなので、XCのサドル高に慣れていないというのも、今回の結果にかなり影響しているかもしれません。
現在ハードテイルMTBに乗っていて、下りを速く走りたいので今後フルサスを買おうかな、でも予算がなあ・・・という方もいるかもしれません。
その場合には、フルサスMTBではなく、ドロッパーポストを導入することで、経済的負担を少なくしてレベルアップできる可能性を十分に示した結果だと思います。
あとは、同じXC MTBでドロッパーありとなしの場合で、どのくらいタイム(ダウンヒルだけでなく上りも)に影響があるか知りたいところですね。
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