クリテリウムでは脚をためつつエネルギーを使わず先頭に出る
クリテリウムでいかに脚をため、エネルギーの消費を抑えつつ先頭集団をキープし、ゴールスプリント勝負に絡むか、という戦術を実際のレース映像を使いつつ解説している、大変有用な動画です。
実際のクリテリウムを走りながら、ポイントでアドバイスが出るのですが、これを和訳したものを下に箇条書きにしました。
クリテリウムでの走り方の参考にしてください。
映像には常にハンドルブラケットが映っていますが、ブレーキと変速の使い方も参考にしてください。
- スタートラインに並ぶ時に、争って先頭に立つ必要はありません。スタートすればいつでも先頭に出るチャンスはあります。
- 先頭に上がっていくのに焦りすぎは禁物です。
- 集団のペースが落ち着くのを待ちましょう。このときに、自分のペースはそのままキープしてください。
- ブレーキは可能な限り使わず、加速は必要な時のみ行うこと。
- 前のライダーの速度が落ちたからといって、一緒にスローダウンしてはいけません。自分の勢いはそのままに、ポジションを上げていきましょう。
- 常にライン取りはきっちりと。
- 下り坂では脚を回復させましょう。
- 前の集団が左右に広がってきた場合、それは先頭がスローダウンしていることを意味します。
- 前のスピードが落ちた時こそ、ポジションを上げるチャンス。自分の勢いを落とさないように!
- 集団の最後尾に居続けてはアタックに反応できません。落車にも巻き込まれやすいです。集団の加減速にも過剰に反応しなければなりません。
- 先頭から10-20番手がベストの位置取りです。
- 一旦ペースの上がった集団が再び落ち着き、集団が密になった時がアタックのチャンス。
- 誰かが集団の外に出ようとしたとき、それは前に出ようとしているときだから、その後ろについていけば脚を使わずに前にあがることができます。
- クリテリウムでは最終5ラップから集団が活性化します。集団スプリントに備え、ポジションを上げましょう。
- 最終周回の直前はぺースが落ちてきます。このときこそ、ポジションを上げるチャンスです。最終ラップに入ってからでは遅いです。
- この局面でポジションを上げたい場合は、風除けがいなくても自力でいくしかない。
そして、ゴールまで1.6kmのところで撮影者は(ちょっと早いと思いながらも)アタックしますが、他の選手が鋭いアタックを決め、それをとらえきれることができなかったようです。。。
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