※このページではアフィリエイトプログラムを利用しています。
今回は、シマノのロードバイクホイール、WH-RS100の国内外の実使用インプレを横断して結果をまとめました。
WH-RS100はエントリークラスに位置するリムブレーキ用アルミ製ホイールです。
「鉄下駄」と呼ばれることもありますが、実際に使った人の感想を見ると、単純に「重いからダメ」というホイールでもありません。
長期間使ったインプレ、街乗り・通勤、トレーニング、ローラー台、冬用ホイールとしての使用などを含めて、実際にどこが評価され、どこに不満が出ているのかを整理します。
結論を先に言うと、WH-RS100は「軽量化してレースで速く走るためのホイール」というより、安価で丈夫な普段使い・トレーニング用ホイールとして評価されている製品です。
現在のシマノ仕様では、リムブレーキ、クイックリリース、700Cに対応。
フロント20本、リア24本のスポークを採用し、リム高は24mm、内幅17mm、外幅23.2mmです。
リアは11/10速対応で、10速カセットを使う場合はアダプターが必要です。
メーカー公称の平均重量は、フロント818g、リア1105g。
前後では約1923gになります。
これはクイックリリースなどを含まないメーカー公称値です。
かなり重い部類です。
ただし、WH-RS100の特徴はそこだけではありません。
シマノは17Cのワイドリム、オフセットリム、カップ&コーン式のハブなどを採用しており、軽さよりも価格、扱いやすさ、実用性を重視した設計です。
そして、この「実用性」が実使用レビューではかなり評価されています。
今回確認したのは、日本語の長期使用レビュー、英語圏の購入者レビュー、フランス語圏のレビューなどです。
特に海外ではレビュー数が多く、MantelではWH-RS100に86件のレビューが掲載され、平均4.7/5。
REIにも24件、Materiel-veloにも13件のレビューがあります。
ただし、星評価そのものを「性能評価の件数」としては扱っていません。
本文中で実際の使用感が確認できたものだけを集計しています。
ここで重要なのは、「重い」という弱点がかなり繰り返し出てくる一方で、それを承知で購入した人からの満足度は高いことです。
Mantelのレビューでも「重い」「最軽量ではない」という指摘は繰り返し登場します。
一方、「robust」「solid」「good value」といった評価も非常に多く、冬用・トレーニング用として使っている人が目立ちます。
特に興味深いのが、日本の長期使用レビューです。
「ぼっちと孤高の分かれ道」では、WH-RS100を街乗り用のリアホイールとして約4か月、1500km以上使用。
完成車に付属していた前後2kg超のGiant SR-2と比較しています。
このユーザーは、ストップ&ゴーで加速が明らかに良くなったと評価。
一方、35km/h前後で流す場面では大きな違いを感じず、乗り心地もタイヤや空気圧を変えるほうが効果が大きいとしています。
さらに28Cタイヤとの組み合わせでは、コーナリング時の安定感が向上したと感じています。
一方で、約500km走った時点で1mm強の横振れが出たという記録もあり、その後1000kmほど振れ取りせず走ったものの、急激に悪化はしなかったとのことです。
また、その後スポークが走行中に折れたことも追記されています。
別の日本人ユーザーは、前後400g軽くなったホイールとの比較で、速度・軽さについては「多少の向上」、乗り心地はかなり良くなった、コーナリング安定性は大幅に向上したと評価しています。
ただし、この方は激坂で踏み込んだ際にホイールが左右にねじれる感覚も指摘しています。
実際に評価されている良いところ
価格に対して、とにかくちゃんとしている
WH-RS100のレビューで最も安定している評価の一つが、価格に対する品質です。
海外レビューでは「good value」「excellent price」「reasonable price」などの表現が繰り返し出てきます。
Mantelでも価格と頑丈さをセットで評価するレビューが多く見られます。
「高級ホイールの性能を安く買える」という意味ではありません。
そうではなく、「この値段なら多少重くても文句はない」という評価です。
これはかなり重要な違いです。
普段使いでは「重さ」がそれほど問題にならない
WH-RS100は前後約1.9kgです。
軽量ホイールを知っている人からすると、これは明確に重い。
ただ、通勤、街乗り、冬場のトレーニングなどに使っているユーザーからすると、
「そりゃ軽くはない。でも普通に走る」
という評価になっています。
90kgのユーザーがハードなスプリントを含むトレーニングで使用しても大きな横振れを感じなかったというレビューもあります。
3500km走行時点で大きな問題がないという記述も確認できます。
丈夫さを評価する人が多い
「robust」「solid」「sturdy」といった表現はかなり目立ちます。
特に、
冬用
通勤
トレーニング
ローラー台
荒れた道路
グラベルを少し走る
といった用途で評価されています。
実際、海外レビューには夏冬を通してロードとグラベルで使用して問題がなかったという例や、硬いエアレスタイヤを装着した通勤車で使っているという例もあります。
REIにも、街中でかなりタフに使えるという評価があります。事故でフロントホイールが大きく損傷したものの、自走して帰宅できたという使用例まであります。これは事故に強いことを保証する話ではありませんが、少なくともユーザーが「頑丈」と感じた実例ではあります。
ハブのメンテナンス性も地味に良い
WH-RS100は、いわゆるシマノらしいカップ&コーン式のハブを採用しています。
日本の長期使用レビューでは、ハブを分解して確認したうえで、一般的な工具とグリスでメンテナンスできることが評価されています。またフリーボディも交換可能で、ハブ周りを長く使いやすい構造だとしています。
別の分解記事でも、WH-RS100のハブやリム、スポークを実際に分解・計量しています。リアハブは約369g、リム559g、スポーク178gとされています。
このあたりは、カーボンホイールのように「軽さと性能を買う」という製品とは方向性が違います。
壊れたら捨てるというより、整備しながら使う。
そういうホイールです。
完成車ホイールからなら、体感できる可能性がある
ここは購入を考えている人には重要です。
WH-RS100そのものが軽いわけではありません。
しかし、現在使っている完成車ホイールが2kg級なら話は変わります。
実際に完成車付属の2kg超ホイールからWH-RS100へ交換したユーザーは、加速の改善を明確に感じています。別のユーザーも、完成車ホイールから交換して坂道が楽になったとしています。
つまり、
「WH-RS100は軽量ホイールか?」→ いいえ。
「完成車の重いホイールから交換したら軽くなるか?」→ 交換元によっては、十分あり得る。
この2つは分けて考えたほうがいいでしょう。
結局、このパーツはどんな人に向いている?
向いている人
WH-RS100がかなり合っているのは、こんな人です。
完成車のホイールが重く、安く交換したい人。
特にエントリークラスのロードバイクで、最初から付いてきたホイールがかなり重い場合には、交換による変化を感じやすい可能性があります。
通勤・街乗り用のホイールが欲しい人。
多少傷が付いても神経質にならず、雨や冬でも使えるホイールを探しているなら、この性格はかなり合っています。
トレーニング用の2セット目が欲しい人。
レース用ホイールを雨や冬のトレーニングで消耗させたくない。
そんな場合にもWH-RS100は合理的です。実際に海外では、冬用・トレーニング用・ローラー用として使っている人が多数確認できます。
自分でメンテナンスしたい人。
カップ&コーン式のハブなので、ホイールの構造を理解しながら整備したい人にも面白い存在です。
向いていない人
逆に、
「ホイールを交換してヒルクライムを速くしたい」
という人には、あまりおすすめしません。
前後約1.9kgですから、軽量化を目的として買うホイールではありません。
すでに1500g前後のホイールを使っている人なら、WH-RS100に交換して軽量化するどころか、かなり重量が増える可能性があります。
また、レースでの加速性能や巡航性能を最優先する人にも向きません。
実際のレビューでも「not the fastest」「not the lightest」という評価は確認されています。
「鉄下駄から別の鉄下駄」なら、交換理由を考えたほうがいい
ここは少し辛口に。
現在使っているホイールがすでに1800〜1900g程度で、特に壊れてもいないのであれば、WH-RS100へ交換しても劇的な変化は期待しにくいでしょう。
実際、長期使用レビューでも、完成車の重いホイールから交換した場合には加速や登坂の違いを感じた一方、平地を普通の速度で走る場合には大きな違いを感じなかったという報告があります。
「せっかくホイールを買うんだから、明確に速くなりたい」
という目的なら、もう少し上のクラスを検討したほうが納得しやすいです。
逆に「気軽に使えるホイール」なら全然アリ
WH-RS100の面白いところはここです。
軽くない。
エアロでもない。
レース用でもない。
でも、
安い。丈夫。整備できる。普通に走る。
この割り切りがいいんですよね。
実使用レビューを横断すると、「高性能だから絶賛されている」というより、価格を考えれば十分使える、という評価が非常に多いです。
個人的には、WH-RS100を「性能アップ用ホイール」と考えるより、
「気兼ねなく使えるシマノの実用ホイール」
と考えたほうが、この製品の良さが分かりやすいと思います。
レース用の軽量ホイールをすでに持っている人が、冬用や通勤用としてもう1セット持つ。
これはかなり理にかなっています。
肯定的な評価の集計
否定的な評価の集計
※「10件以上」「20件以上」としている項目は、今回確認できたレビュー群の中で明確な該当例が多数確認できたものです。全86件など、レビュー総数だけが確認できても本文で評価内容を確認できない投稿は、推測で件数に加えていません。これは「件数を推測しない」という今回の調査条件を優先したためです。
購入リンクを設置する位置とCTA
設置位置:
「結局、このパーツはどんな人に向いている?」の直前、または「向いている人」の説明を終えた直後が自然です。
ここまで読めば、読者は「自分はWH-RS100を買う側なのか、別のホイールを探す側なのか」を判断できます。
CTAは以下程度で十分です。
WH-RS100の販売価格を確認する
ワイズロード|WH-RS100
楽天市場|WH-RS100 前後セット
Amazon|WH-RS100を検索
Yahoo!ショッピング|WH-RS100を検索
ワイズロードは自転車専門店で購入したい人、楽天市場は楽天ポイントを利用している人、Amazonは普段Amazonを利用している人、Yahoo!ショッピングはPayPayなどのポイントを重視する人が選びやすい販売先です。現在の販売価格はショップや前後セット・単品によって差があるため、価格だけで購入先を決めるのではなく、送料や在庫、ポイント還元も含めて確認するのがよいでしょう。現在、楽天市場では前後セットの掲載例が確認できます。
以下は、今回の評価分析で実際に内容を確認したページです。
街乗りにWH-RS100を使ってみてのインプレとレビュー
シマノ最新鉄下駄WH-RS100の走行インプレッション
ロードバイクのホイールを交換した。WH-RS100
シマノWH-RS100を分解しました
Shimano WH-RS100 Road Bike Wheels reviews - Mantel
Shimano Tiagra WH-RS100 Wheelset - REI Co-op
Shimano WH-RS100 Clincher Wheelset - BikeTiresDirect Reviews
Shimano WH-RS100 road bike wheels with rim brakes - Materiel-Velo