入門用のロードバイクに慣れてくると、もともと付いていたホイールからグレードアップしたいって思いますよね?
そこで気になってくるのが、シマノのWH-RS300。
手ごろな価格なのに、エアロスポークで組まれていて、何よりも見た目かっこいい。
ただ、検索すると鉄下駄という言葉も出てきて、ちょっと引っかかりませんか?
軽くないなら意味ないのでは?交換しても大して変わらないのでは?
なんて思う人もいるかもしれません。
WH-RS300は軽量決戦ホイールではありません。
でも、完成車ホイールから交換した時の満足感はかなり高いという評判です。
特に、初めてホイール交換する人、ロングライド中心の人、自転車通勤が多い人、ガチガチに硬いホイールが苦手な人などにピッタリだと思います。
この記事では、WH-RS300のリアルな使用感や、レーシング7・カムシン・WH-RS500との違いまで、実際の乗り味ベースで詳しく解説していきます。
まず、WH-RS300は鉄下駄なのか?
これは半分正しくて、半分違います。
たしかに最近の軽量ホイール基準で見ると、重量だけなら軽い部類ではありません。
でも、実際に乗ると、完成車付属ホイールとはかなり違います。
まず感じやすいのは、進み方の滑らかさ。
踏んだ瞬間にバキッと加速するタイプではないんですが、スピード維持がかなりラクです。
これ、ロングライドで本当に効きます。
完成車ホイールって、30km/h前後を維持している時に、踏み続けないと失速していきます。
でもWH-RS300は、一度乗せた速度を保ちやすい。
だから、ライド後半でも脚に少し余裕が残ります。これはかなり快適です。
あと、シマノらしく回転感が自然。
変にクセがなくて、雑に言うと、ずっと乗っていたくなるタイプです。
軽量ホイールみたいな刺激的な速さはありませんが疲れにくい。
ロードバイクって、結局は乗る時間が長い趣味なんですよね。
だから、10分だけ速いホイールより、3時間気持ちよく走れるホイールのほうが、結果的に満足度が高かったりします。
もちろん弱点もあります。
ヒルクライムでダンシングした瞬間、車体がスッと前へ飛び出すような軽快感はそこまで強くありません。
なので、
軽さ最優先
レース志向
激変レベルの加速感が欲しい
という人は、期待値を上げすぎないほうがいいです。
ただ、その代わりに扱いやすい。
横風でも変に暴れにくいですし、剛性も過剰ではない。
脚力を選ばないんですよね。
だから、初めてのホイール交換にピッタリだと思います。。
実際、尖ったホイールを買って、硬すぎて疲れる
普段乗りしなくなった
結局元に戻した
という人は意外といます。
WH-RS300は、その逆です。
派手ではない。
でも、気づくと乗る回数が増える。
そういうタイプのホイールです。
主なスペック
重量:約1890g前後
リムハイト:24mm
リム内幅:17mm
対応タイヤ:23C-32C
対応スプロケット:10速、11速
ブレーキ:リムブレーキ
クイックリリース仕様
最近流行りの超軽量・超ワイド路線ではありません。
でも、そのぶんクセが少なく、幅広い用途に合わせやすいです。
25-28Cタイヤとの相性は良好。扱いやすいサイズ感です。
あと、シマノ製で大きいのは、やっぱり安心感です。
ハブ調整もしやすいですし、補修部品も比較的入手しやすい。
安価な海外ホイールだと、数年後に部品供給で困ることがあるかもしれません。
でもWH-RS300は、その不安がかなり少ない。
WH-RS300を一言で言うなら、めちゃくちゃ軽いわけではない。超高剛性でもない。
でも、その価格からみたバランスはとても良いです。
特に評価されやすいのは、巡航のラクさ、回転の滑らかさ、疲れにくさ、耐久性扱いやすさ
といったところです。
ロードバイクって、乗る頻度が高いほどこういう部分が効いてきます。
逆に、短時間試乗だけだと分かりにくいホイールかもしれません。
でも、100km近く走った時に、「あれ、今日ラクだな?」となりやすい。
普段使いのホイールとしてかなり優秀なんですよね。
しかも価格はかなり現実的。
高級ホイールの世界を見るとキリがありません。
でも、趣味として長く乗るなら、WH-RS300くらいのバランス感覚ってかなりちょうどいいです。
むしろ、高級ホイールほど気を遣いたくない、普段からガンガン乗りたい、雑に扱っても安心感が欲しい
という人には、かなり合っていると思います。
WH-RS300を検討する時、かなり比較されやすいのが、
フルクラム レーシング7
カンパニョーロ カムシン
シマノ WH-RS500
このあたりです。
走りの軽快感は正直WH-RS500のほうが上です。
WH-RS500のほうが踏んだ時の反応がシャキッとしていて、ヒルクライムでも軽さを感じやすい。
速度変化への反応も一段鋭いです。
ただ、そのぶん少し硬めです。
ロングライドで疲れやすいと感じる人もいます。
あと価格差もあります。
普段使いの丈夫さや、疲れにくさ重視の場合は、WH-RS300のほうが良いと思います。
これは結構キャラクターが違います。
レーシング7は、WH-RS300より剛性感があります。
踏んだ瞬間の反応も少し鋭い。
なので、最初の試乗ではレーシング7のほうが速く感じる人も多いと思います。
ただ、そのぶん脚には来ます。
特に路面の荒れた場所や長距離では、疲労感が増えやすいです。
だから、
短時間でキビキビ走りたい
加速感が欲しい
硬めのフィーリングが好き
ならレーシング7向き。
逆に、
長く気持ちよく走りたい
脚を残したい
マイルドさが欲しい
ならWH-RS300のほうが合いやすいです。
カンパのカムシンは転がり感に独特の軽さがあります。
なんとなくスルスル進む感じ。
ただ、好みは分かれます。
シマノより少しクセを感じる人もいますし、ハブ感覚も独特。
シマノに比べると、初心者には少し扱いにくく感じることもあります。
結局、WH-RS300って、ものすごく尖ったホイールではありません。
でも、誰が乗っても大きく外しにくいという強さがあります。
これ、実はかなり重要です。
初めてのホイール交換って、スペック比較だけで選ぶと失敗しやすいんですよね。
その点、WH-RS300は乗りやすさ、疲れにくさ、丈夫さという部分がかなり安定しています。
だから今でも定番として残り続けています。
WH-RS300は、派手なホイールではありません。
でも、完成車の鈍さを自然に消してくれる、かなり完成度の高いホイールです。
軽量決戦型ではない。
ただ、その代わりに、疲れにくく、扱いやすく、長く付き合いやすい。
しかもシマノらしく、耐久性や補修性も高い。
逆に、ロードレース用やヒルクライム最優先なら、もう少し軽量なモデルを選んだほうが満足度は高いかもしれません。
ただ、最初の一本としての失敗しにくさは、本当に優秀です。
実際、この価格帯はショップによって価格差がかなりありますし、シマノ製ホイールはタイミング次第で在庫が急になくなることもあります。
WH-RS500との価格差が縮んでいる時もあるので、一度見比べながら確認しておくと、自分に合った選び方がしやすいと思います。
ロード練より楽しいかも(笑)
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