デュラエースC60 WH-R9270-C60-TLインプレ・レビューまとめ

デュラエースC60 WH-R9270-C60-TLインプレ・レビューまとめ

シマノのホイール、デュラエースC60 WH-R9270-C60-TLの実使用レビューを国内外から横断調査。高速巡航、剛性、登坂、乗り心地などの評価を集計し、このホイールを100点満点で分析しました。

※このページではアフィリエイトプログラムを利用しています。

シマノ デュラエースC60ホイール WH-R9270-C60-TLの実力を集計して調べた結果

シマノのデュラエースC60ホイール、気になるけれど
「60mmもあって重量は重くないの?」
「平坦では速そうだけど、山ではどうなの?」
「23万円クラスの価値は本当にある?」と迷いますよね。


特にC60は、軽量オールラウンドホイールとは明確に方向性が違います。
だからこそ、スペックだけではなく実際に乗った人がどう感じたのかが重要です。


そこで今回は、国内外の実使用インプレを横断して、どんな評価が繰り返し出ているのかを集計しました。
メーカーの宣伝ではなく、実際に走ったレビューからC60のメリット・デメリットを見ていきましょう!



WH-R9270-C60-TL公式スペック(重量・サイズなど)

レビュー評価を見る前に、まず公式スペックを確認しておきましょう。


WH-R9270-C60-TLは、現在のシマノ公式では「WH-R9270-C60-HR-TL」と表記される高剛性仕様です。
60mmのフルカーボンリムに、C60専用の高剛性設計を組み合わせています。

  • フルカーボン・チューブレスリム
  • リムハイト 60mm
  • リム内幅 21mm
  • リム外幅 28mm
  • 推奨タイヤサイズ 700×25〜32C
  • フロント平均重量 751g
  • リア平均重量 858g
  • 前後セット重量 1609g
  • フロント 12×100mm E-THRU
  • リア 12×142mm E-THRU
  • ブレーキ センターロック・ディスクブレーキ
  • リアフリーボディ HGスプラインL2
  • 対応カセット シマノ・ロード12速専用
  • フリーハブ Direct Engagement
  • スポーク 24本
  • OPTBAL 2:1スポークパターン
  • HR仕様 横方向の剛性を20%向上


60mmハイトで1609g。
数字だけ見ると「軽量ホイール」と呼ぶのはちょっと違います。


ただし、60mmのディープリムとしては極端に重いわけでもありません。
ここが実走レビューを読むときのポイントで、「1609gなのに重く感じない」という評価と、「やっぱり低速では重い」という評価が同居しています。


レビュー評価の統計

今回、実走を伴う国内外のレビューを確認し、同じレビュー内で同じ内容が何度書かれていても1件として集計しました。


C60で最も目立ったのは、やはり「硬さ」と「高速域での走り」です。
一方、低速域や登坂では60mm・1609gという物理的な条件がそのまま顔を出しています。


良い評価

  • 高剛性・パワーを逃がさない 5件
  • 高速巡航・速度維持が楽 4件
  • エアロ性能・高速域での安定性が高い 3件
  • Direct Engagementのかかり・反応が良い 3件
  • 60mmホイールとしては重さを感じにくい 2件
  • 耐久性・ホイールの作りが良い 1件
  • チューブレスのセットアップが容易 1件
  • 価格に対する性能が妥当 1件


高剛性についてはかなり一貫しています。
登坂時に車体を振ってもホイールがヨレる感覚がなく、80mmリムのTNI AERO80に近い剛性感という評価があります。
また、「石のように硬く、踏み込んでもロスしない」という感触も報告されています。


そして面白いのが、高剛性なのに「重くて鈍い」という単純な印象にはなっていないことです。
巡航域では重量を感じない、リム自体の重さを感じないなどという評価が見られました。


良くない評価

  • ゼロ発進・低速域では重さを感じる 2件
  • 登坂では軽量ホイールほど軽快ではない 2件
  • 荒れた路面では硬く、路面の凹凸を拾いやすい 1件
  • 12速専用で互換性が限定される 2件
  • 雨天・冬季使用ではフロントベアリングのメンテナンスに注意が必要 1件
  • より軽量なホイールと比べると登りのアタックで軽快さに欠ける 1件


ここは「C60が重い」という一言だけで判断しないほうがいいところです。


ゼロ発進などの低速域で重さを感じ、20km/hを下回るような登坂ではC36の軽快感が恋しくなるものの、一方で、2〜3%程度の緩い坂なら速度を維持したまま登れるという評価があります。
また、登りでは少し重いと感じた一方、それほど気になるほどではなく、速度が乗ればスピード維持が楽になるという声もありました。


つまり「登れないホイール」ではありません。
むしろ、低速から一気に加速するヒルクライム向けというより、速度を乗せて平坦〜緩斜面を走るほうがC60の性格に合っています。


もう一つ注意したいのが乗り心地です。
25mmタイヤを装着した状態でリムの厚みが路面の凹凸を拾うと評価しており、荒れた道なら28mmタイヤが推奨されています。
高剛性ホイールであるC60には、組み合わせるべきタイヤ幅も考える必要がありそうです。


海外のインプレでは、1年以上にわたって実使用したうえで耐久性を高く評価する一方、雨天・冬季使用ではフロントベアリングへの水の侵入とピッティングに注意すべきとしています。
また、シマノ12速専用という互換性の狭さも弱点として挙げています。


総合得点とまとめ

今回確認できた肯定的評価の合計は20件、否定的評価の合計は9件です。
ここから総合得点を計算すると・・・
64点
でした!


これは実使用レビューで肯定的・否定的な評価がどれくらい繰り返し確認されたかを数値化したものです。
特にC60ホイールの場合、「重い」という否定評価は軽量クライミングホイールとの比較では意味がありますが、60mmディープリムとして見れば必ずしも大きな弱点とは限りません。


複数のレビューで最も共通しているのは、圧倒的な剛性感と、高速域での走りやすさです。
リム高60mm・重量1609gという数字から想像するほど重いわけではなく、速度が乗るとむしろ走らせやすいという評価が目立ちます。


意見が分かれるのは低速域と登坂です。
ゼロ発進や急な登りでは重さを感じる一方、緩斜面や巡航域では問題ないという声があります。


結局、シマノ デュラエースC60 WH-R9270-C60-TLはどんな人に向いている?

C60がかなりハマりそうなのは、平坦・高速巡航・クリテリウム・TTなど、速度を乗せて走る時間が長い人です。
特にパワーをかけたときのホイールのヨレが嫌いで、「踏んだら踏んだだけ前に出てほしい」というタイプには全然アリです。


逆に、ヒルクライムや山岳ロングライドが中心なら、C36やC50のほうが理屈に合います。
実際、低速域ではC36の軽快感が恋しくなるというレビューもあります。


また、11速や他社コンポーネントとの組み合わせを考えている人にはおすすめできません。ここは要注意ですね。
リアフリーボディがシマノ・ロード12速専用だからです。


「軽いホイールが絶対条件」なら、デュラエースC36のほうが良いでしょう。
一方、「60mmのエアロ性能は必ず欲しい。でも、ディープリムだからといって極端に扱いにくいホイールは嫌だ」という人には良い選択肢です。


WH-R9270-C60-HR-TLの販売価格を確認する
ワイズロード|楽天市場|Amazon|Yahoo!ショッピング


レビュー記事の出典一覧