私は長年METのヘルメットを愛用しており、ストラディバリウスは2回購入しました。
METのヘルメットは平均的な日本人の頭の形にフィットするようですし、デザイン的にもキノコになりにくく、格好良いですよね。
中でも、ストラディバリウスは長年のロングセラーで、今のロードバイク用ヘルメットの原型となっているように思います。
今のヘルメットも結構長い間使っており、そろそろ買い替え時期ということで、白羽の矢を立てたのがカスクのモヒート。
TEAM SKYの選手も使っているし、実際、すごく売れているみたいです。
SKYの選手が被っている写真を見ると、ヘルメットがすごく小さく見えますよね。
ストラディバリウスもキノコらないですが、モヒートはそれ以上かも・・・と感じ、すごく気になっていたのです。
今回、結構安い価格でカスクのモヒートを購入することができましたので、これまで使っていたストラディバリウスと並べて比較してみました。
左がモヒート、右がストラディバリウスです。
太陽熱を吸収しにくいようにホワイトにしていたのですが、新しいヘルメットは小顔効果を狙ってブラックにしています。
正面から見た大きさは、どちらもほとんど変わりませんね。
モヒートの重量測定です。
私は結構頭が大きいのでLサイズです・・・
ストラディバリウス(同じくLサイズ)の重量です。
数字上は微妙に重いですが、誤差範囲ですね。
被ったときの重さの違いは感じません。
ちなみに、両者のかぶったときのサイズ感の違いですが、ほとんど同じです。
頭囲のサイズ感も、かぶりの深さもほぼ同じですね。
ただ、顎ひもの長さはモヒートのほうがかなり短いです。
モヒートの顎ひもは、目一杯長くなるように調節して、やっとジャストフィットでした。
ストラディバリウスは結構余裕があったのですが・・・
【追記】顎ひもの調節の仕方が間違っていました。
十分長く伸ばすことができます!顔が長い人も心配ありませんよ!
横幅はどちらもほぼ21cmです。
なので、正面から見た頭部のハチの広がり具合は同じということになります。
ですが・・・
前後の長さが全然違います!
ストラディバリウスが楕円形ならば、モヒートはほぼ真円です。
いや〜、ここまで違うとは・・・
正面から見た場合のキノコ感は同じでも、横から見た場合の前後の広がりや、斜めから見た場合のヘルメットのサイズ感は、モヒートのほうが圧倒的にコンパクトになりそうです。
また、私が最も気に入ったのは次の点です。
後頭部でヘルメットを支持するアジャスターがここまで下げられるのです!
これによってヘルメットを顎ひもや頭囲だけでなく、後頭部の下部からしっかりと固定できます。
これは安心感という面でかなりアドバンテージです。
一方、ストラディバリウスのアジャスターの位置はかなり上のほうです。
頭囲とあまり離れていませんので、モヒートに比べると固定力はどうしても落ちてしまいます。
実際、かぶってみたところ、モヒートはヘルメットを前後に動かしてずらそうとしてもほとんど動きませんでしたが、ストラディバリウスは強く動かすと多少ずれてしまいます。
また、実際に新しいモヒートを装着してロードに走りに行きましたが、しっかりと固定されている安心感がありました。
しかし、まだ慣れていないせいかもしれませんが、ちょっと窮屈な印象を感じないわけではありません。
冬なので、カラーをホワイト→ブラックへと変更した吸熱効果については分かりませんでした。
※2017/8/14追記
夏に使った感想ですが、カラーがホワイトからブラックに変わったからといって、とくに吸熱効果は感じず、暑さは白も黒も変わらないという印象です。
おそらく、カラーよりもヘルメットのベンチレーションのほうが重要なのかもしれませんね。
ホワイトからブラックに色を変更したデメリット
今回、小頭効果を狙って、膨張色である白を避けたのですが、ヘルメットの前後長の短縮化もあって、小頭効果はあると思います。
ですが、ブラックだと何か顔が老けて見えるんですよね・・・
この点は意外でした。
ホワイトのヘルメットのほうが、明らかに若々しく見えます。
次回はホワイトに戻そうかな・・・
まとめ
今回、METのストラディバリウスとKASKのモヒートを比較したインプレをお伝えしましたが、率直に言うと、新しいモヒートにかなり好印象を受けました。
ヘルメットの技術も確実に進歩しているのがよくわかりました。
しかしながら、モヒートと比較したのは「古いストラディバリウス」であり、こちらはこちらで年とともに進化しているはずです。
最新モデルどおしで比較できればもっと面白いと思いました。
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